その印鑑、押してはいけない! : 金融被害の現場を歩く
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書誌事項
その印鑑、押してはいけない! : 金融被害の現場を歩く
朝日新聞社, 2004.8
- タイトル別名
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その印鑑押してはいけない : 金融被害の現場を歩く
- タイトル読み
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ソノ インカン オシテワ イケナイ : キンユウ ヒガイ ノ ゲンバ オ アルク
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注記
参考文献: p281-284
内容説明・目次
内容説明
知らないうちに預金が引き出され、巨額の借金の保証人にされる。書面に印鑑さえあれば、押したのが本人であろうと別人であろうと、銀行も裁判所も、被害者の声に耳を傾けることはなく、被害者は失意のうちに自己破産、自殺、家族離散へと追い込まれる被害が全国で急増している。100円ショップで買え、5分もあれば印影も偽造できる時代に、「人間」よりも「印鑑」を信用する日本の金融・司法界の古い体質が、諸悪の根源である—本書は「印鑑偏重」が生み出す、深刻な金融被害の実態を追った初めてのノンフィクションである。
目次
- 第1章 詐欺師に使われた白紙書類—甲府信金迂回融資事件
- 第2章 署名は偽造でも契約は「有効」—UFJ28億円融資事件
- 第3章 乱脈融資も押印で免罪—「盆栽美術館」と不動産投資
- 第4章 金融業者の「飛び道具」—公正証書と手形裁判
- 第5章 たった一度の押印のために—連帯保証、変額保険、フリーローン
- 第6章 大切な預貯金が知らないうちに—盗難通帳の恐ろしさ
- 第7章 「ハンコ社会」はなぜできたか—民事訴訟法第二二八条四項
- 第8章 ハンコが凶器になる—民訴法改正めざすシンポジウム
- 終章 改革の足音—そしてこれから
「BOOKデータベース」 より