児童性愛者 : ペドファイル
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児童性愛者 : ペドファイル
解放出版社, 2004.10
- Other Title
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Mænd i mørket
Pedophile
- Title Transcription
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ジドウ セイアイシャ : ペドファイル
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Note
原著 (Tiderne Skifter, 2003)の翻訳
監修: 境分万純
付: 解説「自己欺瞞と頽廃の極み / 梁石日 [執筆]」
Description and Table of Contents
Description
世界で唯一、合法の「児童性愛愛好者協会」。取材班は、手始めにぼくを児童性愛者として会に送り込むことを決定した。初めて出席する会合にそなえて、ぼくは児童性愛をとりあげた本を手当たり次第に読みあさった。インテリぶった理論的考察や、児童性愛者を頭から「変質者」と決めつけて身の毛のよだつ話に仕立てあげたものはたくさんあった。だが、秘密裡の生活を送る彼らの実像に迫るものは、まったくといってよいほどなかった。ペドファイルという言葉は、「子どもを愛する人」という意味のギリシャ語に由来する。性欲の対象が子どもだけに向かう彼らは、「一般の」人々とかけ離れたタイプと思われているが、実はそうではない。たとえば少女を誘拐し、森でレイプする男だけが児童性愛者なのではない。その一方で、彼ら自身といえば、“世間から偏見を受けている者”として自分たちを見なしていた。児童性愛者のネットワークに潜入するには、ぼく自身がペドファイルになりきらねばならなかった。ぼくは、「もう一人のぼく」への変身を準備していった…。
Table of Contents
- 児童性愛者協会
- 潜入プロジェクト
- ベントの告白
- 少女モニカ
- 消えたスタンプ
- 密室の会合
- 少女を弄ぶ手—古いネガ
- 疑惑の罠
- 「眼で犯せ」—協会コンサルタント・スヴェン
- 魅力的な紳士・ケル
- ホテル・カリフォルニア
- スウェーデンの森
- その男、グスタフ
- グンブリット
- ケルと少年、そしてインド
- 偽装と密告
- 黒い髪の女
- 檻の中の子ども
- 南インドの少年、サヴェリ
- 手引き
- 不機嫌な大臣
- 「審判」の日
- 呵責
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