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人質論

村尾建吉著

ウインかもがわ , かもがわ出版 (発売), 2004.9

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ヒトジチロン

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内容説明・目次

内容説明

一体、なにが論じられてきたのか、考えるに足る問題はどのように引き出されてきたのか、どのような問題も皮膚感覚で押し流され、内臓感覚で受けとめられてはこなかったのではないか。戦争責任も、60年代末の大学闘争に対する責任も頬被りにしてきた戦後日本人にとって、真に問われるべき「自己責任」はどのように鷲掴まれてきたというのか。国家責任と切断された「自己責任」論の大合唱を前に問う戦後日本が置き去ってきた根本問題。

目次

  • 『週刊文春』差し止め問題とイラク情勢、邦人人質事件
  • 「いったい、どんな悪事をしたのか」—立ち場所の隔絶
  • 人質事件の中に突出した「家族の場所」
  • 邦人人質事件に日本の「戦後」は垣間見られるか
  • 海外から見た邦人人質事件
  • 「自己責任」論からまだ解放されていない我々日本人
  • 「人道支援」の美名で切り捨てられていく拉致問題と人質事件

「BOOKデータベース」 より

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