日露戦争を演出した男モリソン
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日露戦争を演出した男モリソン
(新潮文庫, う-16-1,
新潮社, 2004.11
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ニチロ センソウ オ エンシュツ シタ オトコ モリソン
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注記
参考文献: 下巻巻末
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784101207315
内容説明
1897年春、豪州人ジャーナリストのG.E.モリソンはロンドンタイムズ特派員として北京に着任した。そしてイギリスの在清利権をロシアが侵そうとしていることに気付いた彼は、ロシア南下の驚威に苦しむ日本に対露決戦を焚きつけるべく情報戦を仕掛け始める。日露戦争の「陰の仕掛け人」と呼ばれるモリソンの日記をもとにその暗躍を描き、開戦から講和までを国際的視野から捉えた画期的労作。
目次
- 1 暴露(世紀のスクープ;日本外交、元服す;北京名物ドクトル・モリソン;手詰り)
- 2 工作(日英同盟;満州再燃;吠える戦争屋 ほか)
- 3 開戦(奇襲攻撃;神出鬼没の特務班;タイムズの勇み足)
- 巻冊次
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下 ISBN 9784101207322
内容説明
日露戦争は「モリソンの戦争」だった。日英同盟の力を背景に旅順開城、奉天占領、日本海海戦とぎりぎりの勝利を収めた日本は、ルーズベルト米大統領の仲介で終戦にこぎつける。が、ポーツマス講和会議でロシア全権ウィッテの巧妙なマスコミ操作に翻弄される日本を見て、その後モリソンの心は徐々に反日に傾く。「武力で勝ち外交で負けた」と言われる日本外交の欠陥を浮彫りにした問題作。
目次
- 3 開戦(日本軍部と外国人記者;恋多き男;露清銀行取付け工作)
- 4 惨勝(忠血に染まる要塞;ステッセルの不名誉な降伏;ぎりぎりの「連戦連勝」 ほか)
- 5 講和(外交的決闘の行方;行き詰まる交渉;ルーズベルトの介入 ほか)
「BOOKデータベース」 より