バリバリのハト派 : 女子供カルチャー反戦論

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バリバリのハト派 : 女子供カルチャー反戦論

荷宮和子著

晶文社, 2004.10

タイトル読み

バリバリ ノ ハトハ : オンナ コドモ カルチャー ハンセンロン

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内容説明・目次

内容説明

自衛隊のイラク派兵は強行され、改憲を求める声は高まり、極右政治家が首都の知事となる。「強きを助け弱きをくじく」ファンタジーがはびこり、ネット掲示板では差別発言がとびかい、「決まったことはしょうがない」ですませる団塊ジュニアには社会を変える想像力が欠けている。このアブナい状況を変えるカギは、「女子供文化」が握っている!『ベルサイユのばら』をはじめとする少女マンガ、手塚マンガ、宝塚の作品から、平和・自由・平等を尊ぶ女子供文化のエッセンスをくみ取り、返す刀でイラク派兵、憲法改正論議などの危うい世相を斬ってとる、痛快反戦エッセイ。女子供カルチャーの復興が日本を救う。

目次

  • 第1部 「女子供文化」の衰退が日本を「戦争」へと駆り立てる(『ベルサイユのばら』は「自由と平等と博愛」をあきらめない;「公務で応戦、罪は個人」;無知で傲慢で(潔癖主義で)屈託が無くて無神経なマジョリティ;「強きを助け弱きをくじく」日本のマジョリティ ほか)
  • 第2部 私が愛した「女子供文化」(『スサノオ』を上演することによって宝塚歌劇団は「日本軍の海外派兵・武力行使・アメリカ軍による侵略戦争への加担」を否定しない劇団に成り下がった;「人は恋煩いで死ねる!」と主張し続ける宝塚歌劇団のベテラン座付き作家・柴田侑宏の作品にこそ「宝塚の香気」は宿る;「反戦」を主張するアニメ脚本『(旧)サイボーグ009/太平洋の亡霊』を書いた辻真先は今なら「非国民」扱いされるはずである;「『ミナミの帝王』よりも『ナニワ金融道』の方が偉い」とされる今の日本の漫画評論にはうんざりである ほか)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA69525005
  • ISBN
    • 4794966377
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    270p
  • 大きさ
    19cm
  • 分類
  • 件名
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