昭和が明るかった頃
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昭和が明るかった頃
(文春文庫, [せ-3-10])
文藝春秋, 2004.11
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ショウワ ガ アカルカッタ コロ
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Description and Table of Contents
Description
昭和30年代。高度経済成長が緒についたとはいえ、巷には未だ貧しさが残り、社会は大規模な変質を強いられつつあった。こうした世相を最も色濃く反映していたのが映画であり、日活という映画会社と、石原裕次郎、吉永小百合というスターだった。現代社会の原型を形成したこの10年間の時代精神を描く長編評論。
Table of Contents
- 序章 吉永小百合という「物語」
- 第1章 『キューポラのある街』以前
- 第2章 「私、家に帰りたくありません」
- 第3章 「日活的世界」の構造
- 第4章 高度成長前半期の時代精神
- 第5章 現状打破への意志
- 第6章 「純愛」という観念
- 第7章 吉永小百合の「全盛期」
- 第8章 「戦後」の終焉
- 第9章 「日活的思想」の自己否定
- 第10章 撮影所文化の落日
- 終章 「物語」の終わり
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