さまよえる魂のうた
著者
書誌事項
さまよえる魂のうた
(ちくま文庫, [こ-26-2] . 小泉八雲コレクション||コイズミ ヤクモ コレクション)
筑摩書房, 2004.11
- タイトル読み
-
サマヨエル タマシイ ノ ウタ
大学図書館所蔵 件 / 全34件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
ghostlyとは何か?それは「神」をさす言葉で、「神聖」「神秘」にして「宗教的なもの」のことであり、さらには、人間の内面や魂を表象する「霊的なもの」をも指している、と八雲はいう。『妖怪・妖精譚』(ちくま文庫)が再話文学という形式を借りて、ghostlyの世界そのものを描いているのに対し、この『さまよえる魂のうた』は、八雲自身にとってghostlyなものとはなにかを綴った自伝エッセイや、「妖精文学と迷信」などの講義を収め、八雲文学の原風景とその思想的素地を明らかにする。『妖怪・妖精譚』の姉妹編ともいうべきアンソロジー。巻末には萩原朔太郎の「小泉八雲の家庭生活」を併録。
目次
- 第1章 私の守護天使—自伝的断片(夢魔の感触;私の守護天使;偶像崇拝;ゴシックの恐怖;ひまわり;星たち;幽霊;永遠の憑きもの)
- 第2章 赤裸の詩—文学の力(西洋文学における女性像;至高の芸術について;赤裸の詩;文学と世論;文学における超自然的なるもの;詩歌の中の樹の精;妖精文学と迷信)
- 第3章 生活の中の文学(生活と文学の関係;読書について;文章作法の心得)
- 第4章 ロマン主義の魂(シェイクスピア再発見;イギリス最初の神秘家ブレイク;自然詩人ワーズワス;コールリッジ、超自然の美学;ロマン主義なものと文学的保守主義;日本文学の未来のために)
- 小泉八雲の家庭生活(萩原朔太郎)
「BOOKデータベース」 より