見沼田んぼの景観学 : 龍のいる原風景の保全・再生

書誌事項

見沼田んぼの景観学 : 龍のいる原風景の保全・再生

宇杉和夫著

古今書院, 2004.11

タイトル別名

見沼田んぼの景観学 : 竜のいる原風景の保全再生

タイトル読み

ミヌマ タンボ ノ ケイカンガク : リュウ ノ イル ゲンフウケイ ノ ホゼン サイセイ

内容説明・目次

内容説明

代表的な日本のランドスケープとして見沼田んぼとその周囲にある氷川神社・氷川女体神社の空間の価値を昭和56年から59年にかけて説明・広報し、埼玉県の原風景の保全へ行政の転換を図った。見沼田んぼの斜面林・用水・堤・というセットとしての景観が重要であることを指摘し「見沼代用水東縁の一部原形保存」という知事の指示と、後の「さいたま緑のトラスト第一号」を生んだ。また、江戸東京と利根川の深い関係を指摘し、首都構造としての見沼田んぼ・見沼代用水環境保全・再生の取り組みも重要としている。

目次

  • はじめに 見沼田圃・龍の物語の空間シーン
  • 第1章 見沼田圃論の形成(見沼田圃‐開発と保全の理論‐への道程;三つの氷川神社と見沼の龍の祭祀;見沼田圃の保全の経過と見沼田圃論集;埼玉県の空間づくりと見沼田圃の課題;見沼田圃景観のテキストと環境学習・原風景再生への展開)
  • 第2章 河川・水路・低地のシステムと見沼代用水の景観(見沼・高沼・氷川神社と空間軸・用水・堤の景観;河川と用水の構成システム;水路と堤の埼玉の原風景の形成)
  • 第3章 見沼田圃と見沼代用水の景観の保全(見沼田圃の景観と空間—台地と低地の縁の意味を通して考える;見沼代用水の景観の保全について;見沼田代用水東縁の景観保全実現への経過)
  • 第4章 見沼市民活動から環境学習都市構想へ(原風景計画論としての見沼田圃景観保全;見沼田圃の保全と見沼環境学習;「大宮・浦和地区の都市づくり」と日本国土のデザイン;近代と近代以後の空間計画と原風景計画)
  • 付章 原風景再生計画論へ(『見沼田圃論』以後の展開;地域が共有できる文化的環境の継承と空間計画—原風景再生計画論 ほか)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報
  • NII書誌ID(NCID)
    BA69711677
  • ISBN
    • 4772214690
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    ix, 232p
  • 大きさ
    21cm
  • 分類
  • 件名
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