書誌事項

学力の社会学 : 調査が示す学力の変化と学習の課題

苅谷剛彦, 志水宏吉編

岩波書店, 2004.12

タイトル読み

ガクリョク ノ シャカイガク : チョウサ ガ シメス ガクリョク ノ ヘンカ ト ガクシュウ ノ カダイ

注記

内容: 序章: 「学力調査の時代」, 第I部: 個人の学力と学習(1「教育課程行政と学力低下」-5「教室の授業場面と学業達成」), 第II部: 学力と社会(6「「学力」の階層差は拡大したか」-11「戦後初期に「学力」の「低下」が意味したこと」), あとがき(苅谷剛彦), 資料

参考文献あり

収録内容
  • 「学力調査の時代」 : なぜいま学力調査なのか / 苅谷剛彦, 志水宏吉 [著]
  • 教育課程行政と学力低下 : 関東調査による検討 / 耳塚寛明 [著]
  • 「学習遅滞」と「学習速進」はどこで起こっているか / 諸田裕子 [著]
  • 教科領域別の学習達成度の変化 (中学校編) / 清水睦美 [著]
  • 学ぶことの意味 : 「学習レリバンス」構造のジェンダー差異 / 本田由紀 [著]
  • 教室の授業場面と学業達成 / 山田哲也 [著]
  • 「学力」の階層差は拡大したか / 苅谷剛彦 [著]
  • 学力の規定要因 : 家庭背景と個人の努力は、どう影響するか / 金子真理子 [著]
  • ポスト学歴社会における学習意欲と進学意欲 / 堀健志 [著]
  • 誰が落ちこぼされるのか : 学力格差がもたらす排除と差別 / 鍋島祥郎 [著]
  • 低学力克服への戦略 : 「効果のある学校」論の視点から / 志水宏吉 [著]
  • 戦後初期に「学力」の「低下」が意味したこと : <学力調査>から戦後新教育の批判へ / 金馬国晴 [著]
内容説明・目次

内容説明

誰の、何についての学力が低下したのか。児童・生徒の家庭的背景や教師による指導のあり方はそれにどう反映するのか。学力における二極分化が進むなか、社会政策の一部として教育政策をとらえ直す場合に重要なのは、平均としての学力の変化に注目することではなく、どのような背景をもった子どもたちの学力に変化が生じているのかをみることである。学力の実態と階層の関係を明らかにした画期的大規模調査(2001〜2002年)を満を持して総括し、今後の展望としての「効果のある学校像」を模索する分析・論考を集めた。

目次

  • 「学力調査の時代」—なぜいま学力調査なのか
  • 第1部 個人の学力と学習(教育課程行政と学力低下—関東調査による検討;「学習遅滞」と「学習速進」はどこで起こっているか;教科領域別の学習達成度の変化(中学校編);学ぶことの意味—「学習レリバンス」構造のジェンダー差異;教室の授業場面と学業達成)
  • 第2部 学力と社会(「学力」の階層差は拡大したか;学力の規定要因—家庭背景と個人の努力は、どう影響するか;ポスト学歴社会における学習意欲と進学意欲;誰が落ちこぼされるのか—学力格差がもたらす排除と差別;低学歴克服への戦略—「効果のある学校」論の視点から;戦後初期に「学力」の「低下」が意味したこと—<学力調査>から戦後新教育の批判へ)

「BOOKデータベース」 より

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