山下奉文 : 昭和の悲劇
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山下奉文 : 昭和の悲劇
文藝春秋, 2004.12
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ヤマシタ トモユキ : ショウワ ノ ヒゲキ
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Note
山下奉文年譜: p200-201
文献目録: p202-203
「諸君!」(2004年9,11月号)掲載に加筆, 訂正したもの
Description and Table of Contents
Description
難攻不落のシンガポールを攻略し、ヨーロッパのアジア支配を破った「マレーの虎」が辿った悲しみに満ちた末路にこそ、昭和の本質がある。「栄光」と「無念」を背負った最後の英雄。
Table of Contents
- 1 英雄(大杉のもとに宿った二つの運命;徹底した合理主義が生んだ「特攻の思想」;貧困を眺めながら育った少年期)
- 2 組織(何故、皇道派に加担したのか;山下・パーシバル会談の真相;保田與重郎の山下観)
- 3 粛清(疑わしきは罰す;「死んだ兵隊のために動いてはナラン」;「恐怖」によって辛うじて保たれていた中立;井伏鱒二の筆による「マレーの虎」の横顔)
- 4 敗北(セクショナリズムの病弊;大西瀧治郎の二〇〇〇万人特攻論;退却と飢餓;屈辱に満ちた降伏調印式;終焉の地ロス・バニョス)
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