開国と治外法権 : 領事裁判制度の運用とマリア・ルス号事件

書誌事項

開国と治外法権 : 領事裁判制度の運用とマリア・ルス号事件

森田朋子著

吉川弘文館, 2005.1

タイトル別名

開国と治外法権 : 領事裁判制度の運用とマリアルス号事件

タイトル読み

カイコク ト チガイ ホウケン : リョウジ サイバン セイド ノ ウンヨウ ト マリア ルスゴウ ジケン

注記

著者の博士 (人文科学) 学位論文 (お茶の水女子大学, 2003.3) を加訂・加筆したもの

内容説明・目次

内容説明

開国日本は欧米諸国と締結した不平等条約といかに対峙したのか。この条約で生じた紛争解決システム=領事裁判制度が、異文化を尊重する制度として効率的に機能したことを検証。負のイメージ=治外法権の一側面に迫る。

目次

  • 序論 近代国際社会と領事裁判制度
  • 第1部 領事裁判制度と遊猟問題(「不平等」条約と領事裁判権—イギリス公使オールコックとの交渉;外国人の遊猟と御鷹場の廃止—幕府の決断;外国人銃猟規則の成立過程—イギリス公使パークスとの交渉)
  • 第2部 ペルー移民船マリア・ルス号事件—イギリスの役割を中心として(マリア・ルス号事件と国際関係;マリア・ルス号事件裁判の再検討;ホーンビーの関与;日本・ペルー条約と李鴻章;マリア・ルス号事件の国内への余波;マリア・ルス号事件とホーンビー)
  • 第3部 幕末維新期の司法をめぐる諸問題(幕末期における償金問題と国際法—生麦事件償金の再検討;幕末維新期の領事裁判と民事訴訟手続)

「BOOKデータベース」 より

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