共同体と正義
著者
書誌事項
共同体と正義
(叢書アレテイア, 5)
御茶の水書房, 2004.12
- タイトル読み
-
キョウドウタイ ト セイギ
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注記
編者あとがき: 仲正昌樹
文献: p153-154
収録内容
- 私的共同体と法 / 仲正昌樹著
- 自由としての配分 : 配分原理の自由主義的基礎 / 橋本努著
- 他者指向的自由主義と法の変容 : 選択的な絆を可能とする法理論構築のための一考察 / 菅富美枝著
- 「政治的なるもの」とポストモダニズム : 正義論における平等/差異のアポリア / ギブソン松井佳子著
- 「政治的ならざるもの」の場をめぐって / 林田幸広著
- 人間を再デザインする : サイボーグとキマイラとして生きること / 高橋透著
- 規律社会の終焉と自殺予防の行方 / 永井順子著
- RAWAと黒衣の女性たちの政治的汚名 / ドゥルシラ・コーネル著 ; 権安理, 永井順子訳
内容説明・目次
内容説明
万人に対して普遍的に適用されるべき合理的な「正義」の基準を追求してきた西欧近代の「大きな物語」の「有限性」が露呈し、ポスト・イストワールの混沌の中で、“我々”の社会規範の究極的な基礎になってきた「人間」という概念自体が揺らいでいる。復活しつつあるように見える様々なローカルな「小さな物語」を横断して、ポスト・モダン的な“正義”の在り方を構想することは可能なのか。各人の属する「共同体」と不可分に結びついている「正義の語り」を形成する歴史的な文脈を系譜学的に探求しながら、システム的な強制へと回収されることのない新たな“自由”の空間について考える。
目次
- 第1章 私的共同体と法
- 第2章 自由としての配分:配分原理の自由主義的基礎
- 第3章 他者指向的自由主義と法の変容—選択的な絆を可能とする法理論構築のための一考察
- 第4章 “政治的なるもの”とポストモダニズム—正義論における平等/差異のアポリア
- 第5章 「政治的ならざるもの」の場をめぐって
- 第6章 人間を再デザインする—サイボーグとキマイラとして生きること
- 第7章 規律社会の終焉と自殺予防の行方
- 第8章 RAWAと黒衣の女性たちの政治的汚名
「BOOKデータベース」 より