幻の時刻表
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書誌事項
幻の時刻表
(光文社新書, 190)
光文社, 2005.1
- タイトル読み
-
マボロシ ノ ジコクヒョウ
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注記
主要参考文献: p278-280
内容説明・目次
内容説明
戦前の時刻表に当たっていると、現在とは違う鉄道の姿をそこに見出して驚かされることが多い。戦後生まれの著者は、これらの路線が現役で活躍していたころのことを知らない。時刻表を眺めたり、資料に当たったりしながら、当時の姿を思い浮かべるばかりである。本書は、そんな戦前の時刻表の頁をめくりながら、今では「幻」と化した路線の面影をたどる試みだ。読者に代わって筆者が時刻表のページを繰り、ときには乗客役に、ときには車掌役になって読者を「幻」の時刻表の世界に誘うつもりである。旅支度は特に要らない。読んでは目を閉じ、読んでは目を閉じするごとに、あなたの瞼の裏に、ありし日の路線、かつての日本の様子が立ち上ってくるだろう。
目次
- 第1章 幻の「東京発パリ行き」時刻表(昭和一二年一月;「富士」と「桜」 ほか)
- 第2章 本線‐支線「逆転」物語(本線と支線の区別がなかった;遠回りしていた東海道線 ほか)
- 第3章 消えた盲腸線をたどる(戦争と鉄道;有馬を一大温泉地へと発展させた路線 ほか)
- 第4章 「国鉄」になった私鉄たち(戦中に強制的に国有化;「強盗」と「ラッパ」 ほか)
- 第5章 日本の旧領土などを走っていた路線(沖縄にも電車があった;今こそ路面電車の復活を! ほか)
「BOOKデータベース」 より