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孤独な鳥がうたうとき

トマス・H.クック著 ; 村松潔訳

文藝春秋, 2004.11

Other Title

Peril.

Title Transcription

コドクナ トリ ガ ウタウ トキ

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Description and Table of Contents

Description

暗い過去を引きずって南部からニューヨークに逃げてきた38歳のセーラ。場末のクラブで歌手として働いていた9年前、トニーと知り合い結婚。しかし、義父のレオは、いっぱしのギャングのボス気取りで、なぜかやたらとセーラを支配したがる。トニーは妻を愛しながらも、父には歯向かえない。自由のない、いつも怖れてばかりの生活から勇気を振り絞って逃げ出す決心をするセーラ。それを追う義父の手下たちと、父親に見つかったらきっと殺されるに違いないと心配し、独自にセーラを探し出そうとするトニー。セーラに一目ぼれし、匿うジャズクラブのオーナー…。果たしてセーラは安穏を手に入れることができるのか。心に「重石」を抱えた登場人物たちの人生が微妙にクロスしながら、物語はクライマックスへと向かう。「記憶シリーズ」に代表される、従来の重く暗い作風から一転、本作品はヒロインと彼女をとりまく男たちの「大いなるハッピー・エンド」を追い求める。ロバート・アルトマン監督の映画のような群像ミステリ。

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Details

  • NCID
    BA70482282
  • ISBN
    • 416323540X
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Original Language Code
    eng
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    462p
  • Size
    20cm
  • Classification
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