大落語
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大落語
法政大学出版局, 2005.1
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ダイラクゴ
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内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784588410154
内容説明
中学三年の夏休みに落語論を書いた—それから約半世紀、100冊超の本を世に送り出した平岡正明が、今度は自分の精子レベルにまで遡り、少年時代のトラウマをばっさり斬って、封印されていた落語の記憶を解き放つ。同時代のあらゆる文化を取り込む超絶イマジネーションが落語世界をアクロバティックに拡張する、もっとも不純にしてもっとも真剣なる革命的落語論。
目次
- 落語、新内、冬の虎退治馬退治
- 斎藤緑雨の新内抹殺論
- びろう樹の下の屁時計
- 「よかちょろ」のヒービー・ジービーズ
- ガイズバーグ・レコーディングス
- 文弥vs文楽、「明烏」競演と「朝友」という落語
- 男爵音楽のタンゴ、ジャズ、落語でも「かんしゃく」
- 「夢の瀬川」と漱石「夢十夜」
- ヨコハマで志ん生を聴くということは、「富久」
- 志ん朝も走る〔ほか〕
- 巻冊次
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下 ISBN 9784588410161
内容説明
江戸と江戸っ子の堕落を経て、昭和の落語へ。進駐軍と三遊亭歌笑の死、フリー落語の誕生秘話など、戦後闇市時代から現在までの記憶を一気に紡ぎ出す。さらに桂文楽、志ん生・馬生・志ん朝の名人親子から勝新太郎まで、個々の芸人たちのアイデンティティーをも遺伝因子レベルまで掘り下げ、魂の深淵から湧き出づる大落語マンダラをダイナミックに描き出す。
目次
- 江戸がゆるむ、「てれすこ」と「長崎の赤飯」
- 「樟脳玉」のヴァルネラビリティー
- 「星野屋」と「庖丁」
- 「年枝の怪談」、汽車と畳の感覚
- 「按摩の炬燵」、幻視者文楽の神髄
- 「麻のれん」
- 桂南天「口合あんま」
- 座頭市的落語
- 「天狗裁き」
- さかさ邯鄲〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より