エブリシング・イズ・イルミネイテッド

書誌事項

エブリシング・イズ・イルミネイテッド

ジョナサン・サフラン・フォア著 ; 近藤隆文訳

ソニー・マガジンズ, 2004.12

タイトル別名

Everything is illuminated

エブリシングイズイルミネイテッド

タイトル読み

エブリシング・イズ・イルミネイテッド

大学図書館所蔵 件 / 30

この図書・雑誌をさがす

内容説明・目次

内容説明

冒頭から結末までの語り口が異彩を放つ。ジョナサンの思いは、お供であったアレックスに送る、旅での経験を小説仕立てにした文書となり言葉にされ、物語の語りの一角を占める。一方のアレックスの語りは、ジョナサンへの返信としての手紙と、独自の観察眼による手記というふたつの形式が用いられている。ことにアレックスの語りには、誤った語法や言葉遣いで演出される独特のおかしさがともなう。しかし、そうしたムードが漂っているからこそ、祖父の過去に触れる場面など、シリアスな部分の哀れみが助長される。「ユーモアだけが、悲しい話を真実として伝えられる」といった件が小説の中で出てくるが、アレックスの語りこそが、それをなぞるもののように思えてくる。十八世紀から第二次大戦時、さらには現代と、時代の壁をいとも簡単に超えてしまう巧みに構成された小説スタイルは、謎が謎を呼ぶ神秘性を帯びた物語を生み、ひとたび読み始めたら、その人間の心をつかんで放さない魅力を持つ。ガーディアン新人賞受賞。

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA70928122
  • ISBN
    • 4789724131
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 原本言語コード
    eng
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    406p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
ページトップへ