時間の止まった家 : 「要介護」の現場から
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時間の止まった家 : 「要介護」の現場から
(光文社新書, 192)
光文社, 2005.2
- タイトル読み
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ジカン ノ トマッタ イエ : ヨウカイゴ ノ ゲンバ カラ
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注記
「公衆衛生」(第66巻第4号-第68巻第3号, 医学書院刊)に連載されたシリーズに加筆・修正を加えたもの
内容説明・目次
内容説明
白髪に白ひげの老人かとおもえば、コロモジラミがびっしりたかっていた一人暮らしの老人。近隣からの苦情を尻目に、若き日の夢を封印したまま、倒壊寸前のバラック小屋に住み続ける男性。年老いた母親を上手に介護できずに心理的虐待をしてしまう娘。周囲から「なまけもの」と罵られ暮らしていたが、診察してみると「難病」だった男性。家族全員が共依存のため「保育園」のような生活をしている老夫婦と成人した子どもたち—。「介護保険制度」の導入に当たって、日本ではじめて設置された、福祉現場の係長級医師のポストについた著者が、基幹型在宅介護支援センターを拠点に訪問した「社会のうねりから取り残された」家の数々。都会のはざまの、人目にふれない超高齢化社会の風景から、「家」のもつ困難性を考える。他人事とは思えない報告。
目次
- 第1章 「物あふれ」と家
- 第2章 「生き物」と「衛生」と家
- 第3章 「一人暮らし」と家
- 第4章 「不安」と「介護」と家
- 第5章 「共依存」と家
- 第6章 「さすらい」と家
「BOOKデータベース」 より