こころと精神のはざまで
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こころと精神のはざまで
金剛出版, 2005.3
- タイトル読み
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ココロ ト セイシン ノ ハザマ デ
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注記
文献: p224-228
内容説明・目次
内容説明
著者は、セラピストとして、精神科医として、自閉症や少年期・思春期の心理臨床、表現と癒しの関わり、老人臨床、深層心理学など幅広い分野で臨床と研究において業績を残してきた。本書は、そうした著者が長年培ってきた風景構成法や著者独自のMSSM+C法をはじめとする表現療法やバウムテスト、内閉論、マンダラなどについて、多くの事例をもとにしながら、自らの臨床的な足跡をあらためて振り返ったものである。また良好に終結した事例だけではなく、自殺自験例を取り上げ、省みる試みなどもなされ、筆者の臨床哲学が凝縮した一冊になっている。本書から浮かび上がる臨床や患者・クライエントに対する真摯な態度は、臨床家として生きるということとはどういうことなのかを考えさせられることだろう。心理臨床と精神科臨床を両軸に活動し続ける著者の軌跡は、セラピストだけでなく、精神科臨床に関わるすべての実践家の必読の書である。
目次
- こころに残ること
- バウムテスト論考
- 絵画療法論考(その1)—絵画療法の実践経過
- 絵画療法論考(その2)—絵画療法の展開経過
- 「内閉論」の展開(その1)
- 「内閉論」の展開(その2)—内閉の事例
- 絵画療法論考(その3)—スクリブルからMSSM+C法の開発まで
- 児童神経症の四分極化論と統合失調症など重症事例について
- 自殺者との遭遇(その1)
- 自殺者との遭遇(その2)
- ユング心理学との邂逅と道行—とくにマンダラ象徴について
- 忘れられない人々
「BOOKデータベース」 より