神話から見た古代東地中海沿岸の文化交流
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神話から見た古代東地中海沿岸の文化交流
高志書院, 2005.2
- タイトル読み
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シンワ カラ ミタ コダイ ヒガシチチュウカイ エンガン ノ ブンカ コウリュウ
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内容説明・目次
内容説明
文化交流には、それによって生じた何らかのものの共有が基盤となって、双方の、あるいは各個それぞれの独自性が逆に顕在化し、それぞれ固有の色が発現する場合もある。交流はしばしば目の前にある可能性を豊かにする。可能性の多様さが自覚されるとき、そこから始まる営みは意思的で意図的な選択となり、創造となって、思わぬところで個性が尖鋭化していくことがある。本書が目を向けようとするのは、そのような局面である。
目次
- 第1章 侵食されるギリシア(古代のギリシアのイデオロギー的位置;「古代ギリシア」像のゆらぎ;課題と方法)
- 第2章 創世神話の双軸性(ヘシオドス作『神統記』における神々の系譜;二つの系譜の構造的差異 ほか)
- 第3章 賢者観念(古代ギリシアにおける叙事詩の作者;『神統記』における詩人像とその周辺 ほか)
- 第4章 「天界での不平」(「天界での不平」の話型;複数の類似話型への連動;部分的相違によるメッセージの逆転;同一話型の変容によるメッセージの逆転)
「BOOKデータベース」 より