旭山動物園の奇跡
著者
書誌事項
旭山動物園の奇跡
扶桑社, 2005.4
- タイトル別名
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奇跡 : 旭山動物園の
- タイトル読み
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アサヒヤマ ドウブツエン ノ キセキ
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内容説明・目次
内容説明
旭山動物園には、パンダやコアラ、ラッコといったスター動物はいない。展示しているのはペンギンやホッキョクグマ、アザラシなどの普通種ばかり。それなのに日本全国から大勢の入園者が訪れるわけは、独創的でユニークな展示方法にある。水中を自在に飛び回るペンギン、人間めがけてプールにダイブするホッキョクグマなど、単に動物の姿を見せるのではなく、動物たちの「知られざる能力」や、「魅力的な生態」を見せるという、これまでの動物園業界の常識を覆した展示方法が人気の理由なのだ。人々は、“珍しくもなんともない”動物が持っていた能力のすごさに改めて驚き、再発見した彼らの魅力に心をとらわれているのである。そして、それは旭山動物園が創立以来培ってきた「行動展示」という概念に裏打ちされた手法でもある。北の果てにある小さな動物園はいかにしてどん底から這い上がり、夢を叶えたのか。旭山動物園の38年間の歴史を振り返る。
目次
- 第1章 手探りの船出(プロローグ—寒暖差70度。日本一過酷な動物園;本の虫、画家志望、未来の園長—草創期を支えた若き飼育係たち)
- 第2章 動物園冬の時代(動物園は金食い虫だ—市議会議員に突きつけられた不要論;市が決定した大型遊具の再導入。動物園本来の姿とかけ離れた再建策 ほか)
- 第3章 襲いかかった悲劇(ゴリラの突然死。原因はエキノコックス;史上初の途中閉園。定年を迎えた菅野園長の無念 ほか)
- 第4章 快進撃の始まり(動物と人間の距離が近づいた。“行動展示”がスタート;お客を“猫じゃらし”に。常識を覆した「もうじゅう館」 ほか)
- 第5章 奇跡は終わらない(エピローグ—日本一の動物園が次に描く夢)
「BOOKデータベース」 より