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骨肉 父と息子の日本史

森下賢一著

(文春新書, 453)

文藝春秋, 2005.7

タイトル別名

骨肉父と息子の日本史

タイトル読み

コツニク チチ ト ムスコ ノ ニホンシ

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注記

主要参考文献: p258-262

内容説明・目次

内容説明

平安貴族も戦国の武将も、親子関係はままならない。不肖の息子から鳶が生んだ鷹まで、日本史を騒がせた父子を見直し、そこに浮かび上がるヒーロー達の素顔をとらえ、時にシニカルな評を随想する一冊。深慮の武田信玄と粗忽の勝頼、蝮の斎藤道三と父親しの義龍、戦略家の真田昌幸と悲運の幸村、ついに御番入りできなかった勝小吉と出世街道をひた走った海舟、暗殺された犬養毅と指揮権発動の健など、血の宿命に翻弄された十六の物語をお楽しみ下さい。

目次

  • 第1章 不肖の息子(伴大納言と中庸—子は父の短所の反映;武田信玄と勝頼—度の過ぎた深慮と粗忽 ほか)
  • 第2章 似たもの父子(宇喜多直家と秀家—父子共通の強靱なサーバイバル精神;頼山陽と三樹三郎—父の過激な面を受け継いだ息子 ほか)
  • 第3章 愚父・賢子(佐々木導誉と高秀—我がまま放題の父、頼れる息子;斎藤道三と義龍—蝮の父、人間的な息子)
  • 第4章 憎悪・敵対する父子(藤原忠実と頼長—父の溺愛の限界;足利義満と義教—父の気紛れと息子らの反発)
  • 第5章 別個性の父子(後醍醐天皇と護良親王—父の打算、息子の甘さ;楠木正成と正儀—潔い父、とことん諦めない息子 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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