唯幻論物語
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唯幻論物語
(文春新書, 455)
文藝春秋, 2005.8
- タイトル読み
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ユイゲンロン モノガタリ
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内容説明・目次
内容説明
「本能が壊れた動物である人間は、現実に適合できず、幻想を必要とする。人間とは幻想する動物である」。知的刺激に満ちた、この“唯幻論”は、どのようにして生まれたのか—。物心ついたときから、奇妙な強迫神経症に悩まされてきた著者は、フロイドの精神分析に出会うことで、その正体を探ろうとする。そして、一見、幸福な親子関係に潜んでいた自己欺瞞、母親の「愛情」こそ、神経症の原因だった…。人間という存在の不可思議さに瞠目させられる一冊。
目次
- 第1章 精神分析と唯幻論
- 第2章 神経症
- 第3章 母の術策
- 第4章 反復強迫
- 第5章 現実感覚
- 第6章 母と父
- 第7章 葛藤
- 第8章 史的唯幻論
「BOOKデータベース」 より