深海からの声 : Uボート234号と友永英夫海軍技術中佐

Bibliographic Information

深海からの声 : Uボート234号と友永英夫海軍技術中佐

富永孝子著

新評論, 2005.8

Other Title

深海からの声 : Uボート234号と友永英夫海軍技術中佐

Title Transcription

シンカイ カラノ コエ : U ボート 234ゴウ ト トモナガ ヒデオ カイグン ギジュツ チュウサ

Available at  / 43 libraries

Note

参考資料一覧: p438-440

友永英夫略年譜: p441

Description and Table of Contents

Description

第二次大戦も終わりに近づいた一九四五(昭和二〇)年三月二四日、北ドイツのキール軍港からUボート234号が極秘裡に日本へ向かった。同艦には積載限度いっぱいの独軍機密兵器、設計図、そして五六〇キロの酸化ウランが秘匿され、ヒットラー暗殺計画グループの一員と疑われていた独空軍大将ケスラーや選り抜きの独海軍技術陣とともに、二名の日本海軍技術士官が便乗していた。航空機エンジンの権威庄司元三技術中佐四二歳、そして潜水艦設計の第一人者友永英夫技術中佐三六歳である。敵機来襲や艦内故障など六度の危機を克服するも、北大西洋南下途上の五月八日、U234はドイツ無条件降伏を受信する。艦内は騒然。迫りくる英海軍の追跡を振り切りながら、艦長は苦渋のすえ米海軍への投降を決断。監禁された二人の日本海軍技術中佐は遺書を残して自決、水葬された—。

Table of Contents

  • 第1章 『U234』出航準備
  • 第2章 凶となった『U234』の遣日任務
  • 第3章 空の骨箱と妻正子
  • 第4章 生い立ち
  • 第5章 任官・仮締ボルト時代
  • 第6章 潜水艦一筋・結婚
  • 第7章 遣独の旅
  • 第8章 ドイツでの足跡
  • 第9章 それぞれの戦後

by "BOOK database"

Details

Page Top