書誌事項

誇大自己症候群

岡田尊司著

(ちくま新書, 555)

筑摩書房, 2005.9

タイトル読み

コダイ ジコ ショウコウグン

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内容説明・目次

内容説明

「普通の子」が、些細なことから突発的に凶悪な事件を起こす。彼らはなぜ、世間を震撼させる犯罪者になったのか?従来の精神医学ではとらえきれない病理を、「誇大自己症候群」という切り口から探る。そこに共通するのは、幼児的な万能感やヒーロー願望、現実感に乏しいファンタジー傾向、他者への共感性の欠如や自己正当化などである。そしてそれらは、とりもなおさず、現代の大人たち、ひいては社会全体に見られる心的傾向なのだ。本書では、この病理を徹底分析、自己の呪縛が肥大化した現代を検証しつつ、その超克を見据えた画期的論考。

目次

  • 第1章 異常事態の根底にあるもの
  • 第2章 誇大自己症候群とは何か
  • 第3章 誇大自己症候群の悲劇
  • 第4章 誇大自己症候群を生む現代社会
  • 第5章 身近にひそむ誇大自己症候群
  • 第6章 誇大自己症候群の克服

「BOOKデータベース」 より

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