太平記「よみ」の可能性 : 歴史という物語

書誌事項

太平記「よみ」の可能性 : 歴史という物語

兵藤裕己 [著]

(講談社学術文庫, [1726])

講談社, 2005.9

タイトル別名

太平記よみの可能性

タイトル読み

タイヘイキ ヨミ ノ カノウセイ : レキシ ト イウ モノガタリ

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注記

原本(書名同じ)は講談社より1995年11月刊行

内容説明・目次

内容説明

太平記よみの語りは、中世・近世を通じて人びとの意識に浸透し、天皇をめぐる二つの物語を形成する。その語りのなかで、楠正成は忠臣と異形の者という異なる相貌を見せ、いつしか既存のモラル、イデオロギーを掘り崩してゆく。物語として共有される歴史が、新たな現実をつむぎだすダイナミズムを究明し、戦記物語研究の画期となった秀作、待望の文庫化。

目次

  • 第1章 太平記の生成
  • 第2章 もう一つの「太平記」
  • 第3章 天皇をめぐる二つの物語
  • 第4章 楠合戦の論理
  • 第5章 近世の天皇制
  • 第6章 楠正成という隠喩
  • 第7章 『大日本史』の方法
  • 第8章 正統論から国体論へ
  • 第9章 歴史という物語

「BOOKデータベース」 より

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