ふたり道三
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書誌事項
ふたり道三
(新潮文庫, み-36-1,
新潮社, 2005
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フタリ ドウサン
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内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784101212517
内容説明
梟雄・斎藤道三は、史上に二人いた—刀匠おどろ丸は、魔を宿すといわれる秘剣櫂扇の鍛冶技を捨てて、山を下りた。京で次期将軍暗殺の陰謀に巻き込まれ、目覚めたのは、国を斬り取るという野心。乱の絶えない国こそ、世に出るべき地と美濃へ落ちた。櫂扇を闇に葬らんとする影の集団と刃をまじえながら、おどろ丸は、武将への地歩を築いて行く。戦国の息吹を勇躍と描いた大巨編。
- 巻冊次
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中 ISBN 9784101212524
内容説明
戦国の世に必要なのは、梟雄の性根—京の学僧から油商となった松波庄九郎は、乱を求めて東国へ下った。相州三浦のいくさで智謀を発揮し、次なる狙いは美濃の国。だが、そこに美濃の有力武将の一人となっていたおどろ丸=長井新左衛門尉が立ちはだかった。ときに対立し、ときに盟約する二人の雄。彼らの隠された血の因縁が、暗躍する闇の勢力を巻き込み、激しい闘争を繰り広げる。
- 巻冊次
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下 ISBN 9784101212531
内容説明
覇者となるのは、いずれの雄なのか—いよいよ美濃の国は、大乱へと突入した。裏切りが相次ぎ、隣国の介入をも招いて各勢力は大混乱。だが、手を握った元刀匠と元油商は、智謀と強運によって武将たちを手玉に取り、ついに乱を制した。国盗りの野望を目前にして、もはや敵する者はお互いあるのみ。闇の勢力による、秘剣をめぐる争闘も最期を迎え、すべての因縁がときほぐされてゆく。
「BOOKデータベース」 より