哲学的落語家!
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哲学的落語家!
筑摩書房, 2005.9
- タイトル読み
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テツガクテキ ラクゴカ
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内容説明・目次
内容説明
著者が落語に目覚めたのは数年前だ。志ん生・文楽から現在の若手までをヨーイ、ドンで聞いた。最も衝撃を受けたのは「彼」。どえらい上方落語の爆笑王だ。「彼」の思想性の大きさよ。俺はナマの高座を聞いていない。残された音と映像だけから「彼」の思想の深さを言いたい。松本留五郎の鼓腹撃壌を、夢野久作との相似を、天地の逆転を。この一冊を泉下の「彼」に捧げる。
目次
- 枝雀落語へ
- 「石松三十石舟」vs.「三十石夢の通い路」
- 枝雀初アルバム「日和ちがい/鷺とり」
- B面「鷺とり」
- 「雨乞い源兵衛」、落語アナーキズム
- 「幽霊の辻」の実録
- 天に唾するやりかたは
- まんじゅうの自己同一性
- 「天神山」、枝雀のバサラ
- 三笑亭可楽が演じたる「立ち切り」〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より