漱石と子規の漢詩 : 対比の視点から
著者
書誌事項
漱石と子規の漢詩 : 対比の視点から
明治書院, 2005.9
- タイトル別名
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漢詩人としての漱石と子規について : 比較的視点から
- タイトル読み
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ソウセキ ト シキ ノ カンシ : タイヒ ノ シテン カラ
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注記
博士論文 「漢詩人としての漱石と子規について : 比較的視点から」 (二松學舍大学, 2002年授与) を基としたもの
布装
参考文献: p240-243
内容説明・目次
内容説明
近代日本文学の揺藍期に大きな足跡を印した、夏目漱石と正岡子規は、「漢詩文」を媒介にしてまことに奇すしき縁の糸に結ばれていた。本書では、漱石・子規の漢詩文の素養は両者の文学営為の「原点」であり、漱石の小説、子規の俳句、の重要な構成部分を為すもの、として、新しい見方を提出している。
目次
- 第1章 漱石と子規の漢詩の成立をめぐって(漱石詩と子規詩の誕生の背景と環境について;漱石詩と子規詩の成立について;漢詩を作る漱石と子規の立場)
- 第2章 漱石と子規の漢詩における内容上の諸問題をめぐって(老荘思想からの受容について—用語・詩趣・詩境を中心に;田園詩人陶淵明の作品との関わりについて—摂取の方法と技巧を中心に;二首の「鴻臺」詩—出会う前の作品)
- 第3章 漱石と子規の漢詩応酬による交遊をめぐって(漢詩の応酬について;和韻の唱和—旅先を詠じる二作品を中心に;漱石と子規にとっての松山—漢詩を中心として)
- 第4章 漱石と子規の漢詩と彼らの文芸をめぐって(漱石の漢詩と小説との関わりについて;子規の漢詩とその俳句・短歌との関わりについて)
「BOOKデータベース」 より