記憶の光景・十人のヒロシマ
著者
書誌事項
記憶の光景・十人のヒロシマ
(小学館文庫)
小学館, 2005.9
- タイトル別名
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記憶の光景十人のヒロシマ
- タイトル読み
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キオク ノ コウケイ ジュウニン ノ ヒロシマ
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注記
参考文献: p339
原爆投下時の広島市内地図: p [340]-[341]
「記憶の光景・十人のヒロシマ」(新潮社1995年刊)収録した十人のその後を付記
内容説明・目次
内容説明
“閃光の痛みも知らない人間に「ヒロシマ」を語る資格があるだろうか”そんな思いの著者が、撮影と取材を目的に初めて広島を訪れたのは、一九八五年のこと。“負の昭和”をテーマに撮り続ける写真家が、まず始めたのは、被爆体験を聞くことだった。本書は、十人の被爆体験を、聞き書きと現在の風景写真を重ね合わせて綴ったものである。悲惨極まりない現実に直面しながら、生き抜いてきた十人の人生と言葉には、強く胸を打たれるものがある。戦争体験が風化していく現在、原爆で亡くなった多くの犠牲者の霊に捧げる「鎮魂の書」。
目次
- 家族の絆(高野鼎)
- 三十三年目の訃報(寺前妙子)
- 火の海(中尾伝)
- モンペ姿の妹(室積淑美)
- 前夜の酒盃(橋本明)
- 二人の生と死(高蔵信子)
- 泉水の少女(島原稔)
- 乳房の悲しみ(田岡英子)
- 一人だけの日々(小松清興)
- 日本との決別(金分順)
「BOOKデータベース」 より