書誌事項

日本獄制史の研究

重松一義著

吉川弘文館, 2005.11

タイトル読み

ニホン ゴクセイシ ノ ケンキュウ

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注記

主要引用文献: 巻頭p3

内容説明・目次

内容説明

卜占神判の古代から即決成敗の中世、牢屋や寄場の実態を伝える近世、洋式獄制の近代など、獄制の起源と変遷を豊富な文献を駆使して追究。凶悪異常な現代の罪と罰に、適正な法の在り方を問う類書をみない日本裏面史。

目次

  • 第1編 古代・中世の獄屋(律令以前の上代にみる罪と罰—わが国固有の祓と卜占の存在;古代の律令体制と獄屋の存在—京畿中心の五刑と左獄・右獄;中世の律令継受と獄制の衰退—斬流を主とした即決式成敗)
  • 第2編 近世の獄制と人足寄場(近世幕藩体制にみる律令の継受と獄制—武家法優位の身分差仕置;江戸小伝馬町牢屋敷の牢法と弊風の実態—史料「牢内掟書」「囚獄留帳」「牢獄秘録」などから見る遇囚;地方諸藩にみる所仕置の史的断片—中世的な獄門・肉刑が残存する見懲りの事例 ほか)
  • 第3編 近代の獄制と監獄法(幕末維新期の獄制改革思潮と監獄則の思想的原点—西欧式近代獄制を求め英国植民地監獄を視察;明治五年の監獄則並図式の頒布—人道的獄制を掲げた巻頭言と監獄原理;明治初期の石川島徒場・懲役場—わが国の近代的懲役監制度の胎動 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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