鉦の音がきこえる
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鉦の音がきこえる
(創作ブックス)
けやき書房, 2004.7
- タイトル読み
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カネ ノ オト ガ キコエル
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内容説明・目次
内容説明
おじいは、おやじのおやじで、飛騨二ノ宮の田舎で、一人暮らしだ。おじいが、2LDKの県営アパートのおれんちに、転がりこんできたのは、大学病院で難病の手術を受けるためだ。そのころ、おれは、生徒指導主任に、地毛の赤毛を染めてるとにらまれ、突っ張っていた。おじいは、そんなおれを、軽くいなした。腎臓を片方取る手術にも、散歩に出るみたいに入院したんだ。おじいは、おれんちでも、病院でも、周りを明るくするスパイスをふりまいた。そんな、おじいに、満州開拓団の集団自決の、秘密があるなんて!小学校中学年から。
「BOOKデータベース」 より