ワイルド・キッド

著者

書誌事項

ワイルド・キッド

大頭春著 : 岸田登美子訳

早川書房, 2005.8

タイトル別名

野孩子

Wild child

タイトル読み

ワイルド キッド

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内容説明・目次

内容説明

だいたいにおいて、僕というのは70点の人間だ。とりたててすぐれているわけでもなく、何をやっても中途半端。これといって特徴のない、どこにでもいるごく普通の中学生だ。その雨の日、僕はむかっ腹を立てて発作的に家出をした。台北の街でふらりとゲームセンターに入ったのが、僕の運命を決めた。声をかけてきた不良少年は、わけもわからずにいる僕を殴りつけた。だがそれをきっかけに、彼、曽阿治と僕は親しくなった。連れられていった廃車場で、僕はさらに多くの、奇妙で魅力的な若者たちと出会う。皆、台湾の裏社会でヤクザに揉まれ、ワイルドな日々を送っていた。僕はずるずると彼らの生き方に染まっていく。ヤクザとの闘争に巻きこまれ、刹那的な暮らしをするうち、僕の人生を変えるようなできごとが次々と起こり…。「台湾の村上春樹」とも評される当代随一の人気作家が、軽やかな少年の語り口にのせ、現代台湾社会の底辺にたむろする若者たちの姿をリアルに描いた青春小説。

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA74129663
  • ISBN
    • 4152086653
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 原本言語コード
    chi
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    173p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
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