中大兄皇子 : 戦う王の虚像と実像
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中大兄皇子 : 戦う王の虚像と実像
(角川文庫, 12674 . 角川ソフィア文庫||カドカワ ソフィア ブンコ ; 285)
角川書店, 2002.10
- タイトル読み
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ナカノオオエ ノ ミコ : タタカウ オウ ノ キョゾウ ト ジツゾウ
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注記
「天智天皇 : 律令国家建設者の虚実」(PHP研究所 1999年2月刊)の改題・増訂
内容説明・目次
内容説明
『日本書紀』に見える中大兄皇子は、時の天皇をさしおいて活躍した皇太子であり、律令国家の理想的君主として描かれている。しかし、実際の中大兄は、当時の王位継承の条件によって長いあいだ即位することができず、唐や朝鮮三国など東アジアの激震のなか、むしろ「戦う王」「軍事王」としての生涯を一気に駆け抜けた人物であった。『日本書紀』に対する批判的検討を通じて新たな中大兄皇子像を浮き彫りにし、飛鳥時代史の謎に迫る。
目次
- 序章 二人の皇太子—厩戸と中大兄
- 第1章 年十六にして誄す—誕生と少年期
- 第2章 韓人、鞍作を斬る—乙巳の変の謀議
- 第3章 「改新之詔」を宣ふ—大化改新の実像(1)
- 第4章 天に双つの日無し—大化改新の実像(2)
- 第5章 生々世々、君王を怨みじ—千三百五十年前の冤罪
- 第6章 水表の軍政—百済救援戦争
- 第7章 都を近江に—即位への試練
- 第8章 鼎鳴る—内乱の予兆
- 終章 近江大津宮天皇の誕生—不改常典と近江令と
「BOOKデータベース」 より