伝説の勇者の伝説

Author(s)

    • 鏡, 貴也 カガミ, タカヤ

Bibliographic Information

伝説の勇者の伝説

鏡貴也著

(富士見ファンタジア文庫)

富士見書房, 2002.2

  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11

Title Transcription

デンセツ ノ ユウシャ ノ デンセツ

Available at  / 7 libraries

Contents of Works

  • 昼寝王国の野望

Description and Table of Contents

Volume

1 ISBN 9784829114100

Description

ライナ・リュートはやる気がなかった。ここローランド帝国王立特殊学院の生徒に求められるのは、戦争の道具としての能力のみ。しかし、万年無気力劣等生のライナが望むのは、のんびりと惰眠をむさぼることだけであった。だが、ライナの望みはかなえられることはない。彼の持つその特殊な『瞳』ゆえに…。そんなライナに興味を示す、青年貴族シオンと、美貌の女剣士フェリス。やがて、彼らを巻き込んだ戦争の渦が、三人の若者の運命を複雑に結びつける!ライナの『瞳』に映るのは、いかなる未来か?新感覚アンチ・ヒロイック・サーガ、なんとなく開幕。
Volume

2 ISBN 9784829114391

Description

「あ〜、なんで俺がこんな凶暴女と一緒に旅しなきゃなんないんだよ?」「まったくだ。どうして私のような可憐でかよわい少女が、この変態色情狂の面倒をみなければならんのだ?」いつのまにやら、国王にまで成り上がってしまった元学友—シオンの陰謀で「勇者の遺物」探索を命じられた超無気力男ライヤと女剣士フェリス。いやいやながらも、ネルファ皇国へと旅立った。いたってヤル気ない二人をよそに、新王シオンの周辺では、彼の失脚を目論む者たちが暗躍していた。そんな中、シオンはネルファへの表敬訪問を決意する。暗雲渦巻くネルファで何かが起きる!緊張と脱力のアンチ・ヒロイック・サーガ、とりあえず第二弾。
Volume

3 ISBN 9784829115183

Description

「…あんなぁ…おまえ、無理って言葉の意味、知ってるか?」「ん。それは無理矢理女を襲うライナ・リュートとかの無理か?」などと、いつもの不毛な会話をしているのは万年無気力男のライナと絶世の美女にしてだんご至上主義の女剣士フェリス。「勇者の遺物」探索の任務を負った彼らは、ネルファ皇国の兵士によって厳重に警備された砦に突入しようとしていた。そこには伝説の勇者が残した剣があるという情報だったのだが…。しかし、ライナたちはまだ知らなかった。彼らを「忌破り」—魔法を無断で国外に持ち出した者—として追う者たちの存在を。倦怠感あふれるアンチ・ヒロイック・サーガ、それなりに第三弾。
Volume

4 ISBN 9784829115640

Description

「あ〜…空が赤くなってくると、もう、夜って感じで、眼たくなってこねぇ?」「では、いつだったら眼くないのだ?」「う〜ん。どっか眼くないときって、あるかなぁ」などと、くだらないことを真剣に考え始めるのは万年寝不足男のライナ・リュート。その隣を歩く彼の相棒は、絶世の美女剣士でありながら、理不尽だんご大王のフェリス・エリス。二人は「勇者の遺物」を求めてルーナ帝国へとやってきていた。だが、彼らのやる気のなさは相変わらずだったのは言うまでもない。一方、ライナたちにこの任務を押し付けた張本人—ローランド帝国の新国王シオンは、いまだ勢力を誇る反国王派の貴族たちを一掃する必要に迫られていた。そこで、シオンが打った手とは…。眼気もふっとぶアンチ・ヒロイック・サーガ、なにはともあれ第四弾。
Volume

5 ISBN 9784829116067

Description

フェリス・エリスは忙しかった。超絶変態色情狂の父親そっくりの少年を、せめて性格だけは、あの恐ろしい凶悪幼女誘拐変質男に似せないようにと、保護するのに。「だぁから俺の子供じゃないって言ってんだろうが!」と、必死の抗議をするライナ・リュートの声は、当然のごとく、まるっきり無視された…。とにもかくにも『複写眼』を持つ少年アルアをルーナ帝国軍から救い出したライナとフェリスは、依頼人であるアルアの幼なじみの少女が待つレジット村へと向かっていた。だが、そこでライナたちを待っていたのは…。なんとなく緊迫感が増しているような気がするアンチ・ヒロイック・サーガ、そういうわけで第五弾。
Volume

6 ISBN 9784829116401

Description

シオン・アスタール。若くしてローランド帝国の王位に着き、急進的改革を行ってきた美貌の英雄王。彼はその業績とカリスマ性により、国民から圧倒的支持を受けていた。だがその反面、彼の存在をこころよく思っていない者もいる。それは、まだ正体を現さない反国王派貴族の黒幕や、急激に勢力をつけてきたローランドを危険視する近隣諸国の王族や、シオンに個人的恨みを持っている者などだ。そしてついに、最強の暗殺者がシオンに差し向けられた!はたして、いかなる敵がこの強硬手段に出たのか?激動のローランド帝国に、再び暗雲が立ちこめる!動乱の時代に生きる若者たちを描く、アンチ・ヒロイック・サーガ、第六弾。
Volume

7 ISBN 9784829116616

Description

フェリスは怒っていた。なぜなら…。あいつは約束の場所に来なかった。リュック七個分のだんごを持ってくれるはずだったのに。ふたりでカッスラーまで逃げるはずだったのに。遅刻したら首を飛ばすと約束していたのに。ライナ・リュートは失踪した。その報せと同時に、ローランド王シオンのもとに、エスタブールに派遣されているクラウからの書簡が届いた。それは『複写眼』保持者が出現し、暴れているというものだった。これはライナの失踪と何か関係があるのか?早速、ライナ捜索隊が出されるが、彼の足取りはつかめなかった…。主人公不在でも物語は進む。アンチ・ヒロイック・サーガ、第七弾。
Volume

8 ISBN 9784829117293

Description

ライナ・リュートはシオンたちの前から姿を消した。魔眼保持者とともに。一つ。ライナ・リュートが見落とした勇者の遺物の、探索、収集。二つ。ライナ・リュートの監視。三つ。ライナ・リュートが、国外において暴走、もしくはローランドを裏切るような素振りがあった場合、その抹殺。これは、ローランド国王シオンが、『忌破り』追撃隊ミルク部隊所属のルーク・スタッカート軍曹に与えた極秘任務。だから、ルークはローランドを発つ。三つ目の命令を実行するために。—一方、フェリスも相棒を連れ戻すために旅立つ。七つのリュックにだんごを詰め込んで!ライナは何処に向かっているのか?アンチ・ヒロイック・サーガ、第八弾。
Volume

9 ISBN 9784829117682

Description

『殲滅眼』という魔眼を持つ男ティーアとともに、魔眼保持者たちが隠れ棲む村へ向かうため、フェリスやシオンに何も告げずローランドを出国したライナ。だが、その村はガスターク帝国の魔眼狩りによって滅ぼされてしまう。行き場を無くしたライナだったが、フェリスの説得によって再びローランドに帰ってきた。そこで彼を待っていたのは相棒の執拗なイジメと、親友が用意してくれた膨大な仕事の山。悪魔王シオンによって不眠不休で働かされ死にそうになりながらも、ライナはひとときの平和に浸る。しかし、水面下では様々な者たちの思惑が複雑に絡まり合い、ライナを時代の渦のなかに呑み込もうとしていた…。アンチ・ヒロイック・サーガ、第九弾。
Volume

10 ISBN 9784829118177

Description

ライナ・リュートは死んだ。何者かに胸を刺され、おびただしい血を流し、意識は薄れ、心臓は鼓動を止め、ライナ・リュートの生命の灯火が、消えた…衝撃的展開で加速するストーリー!アンチ・ヒロイック・サーガ、第十弾。
Volume

11 ISBN 9784829118702

Description

王城の屋上からローランドの城下街を見下ろしてライナは思った。英雄王シオン・アスタールの統治より数年。この国は、確実に変わった。街は活気に満ち、人々は笑顔で、誰もが幸せそうにしている。もう、以前の狂ったローランド帝国ではないと。だが、一見平穏に見える世界は、崩壊への道をたどりはじめていた。他ならぬ英雄王自身の手によって…。理想の国家を目指していたはずなのに、誰もが笑って暮らせる国にしたかったはずなのに。どこで道を外れてしまったのか?何がシオンを変えてしまったのか?そんな親友を救うため、ライナは決意を込めて新たな道へと歩みだす—。序章は終わり、壮大な物語が真の姿を明らかにする。

by "BOOK database"

Related Books: 1-1 of 1

Details

  • NCID
    BA74627365
  • ISBN
    • 482911410X
    • 4829114398
    • 4829115181
    • 4829115645
    • 4829116064
    • 4829116404
    • 4829116617
    • 482911729X
    • 4829117680
    • 4829118172
    • 4829118709
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
  • Size
    15cm
  • Classification
  • Parent Bibliography ID
Page Top