東京少年
著者
書誌事項
東京少年
新潮社, 2005.10
- タイトル読み
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トウキョウ ショウネン
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注記
主要参考資料: 巻末
「波」(2003年6月号-2005年5月号)に連載された作品に加筆したもの
内容説明・目次
内容説明
東京都日本橋区にある老舗の跡取り息子。彼は、中学進学を控えた国民学校六年生の夏、山奥の寒村の寺に学童疎開することになった。閉鎖生活での級友との軋轢、横暴な教師、飢え、東京への望郷の念、友人の死、そして大空襲による実家の消失、雪国への再疎開…。敗戦前後に多感な少年期を過ごした小林信彦が、戦後六十年の“現在”だからこそ書かなければならなかった、「波」好評連載の話題作。
目次
- 眠ったような街
- 第一の異界
- 飢餓への序曲
- からくり
- 赤蛙
- 生きつづけること
- 東京の光
- 空襲始まる
- 真紅の球体
- 昭和二十年三月十日
- 大空襲のあとで
- 第二の異界
- 山鳩の声
- その前夜
- 昭和二十年八月十五日
- 日盛り
- アメリカ兵の〈過剰な〉親切
- ヒロポン
- 望郷
- 雪の中
- 東京への道
- 帰郷の方法
- 〈転入〉の法則
- 歳末まで
「BOOKデータベース」 より