ロールズ : 正義の原理
著者
書誌事項
ロールズ : 正義の原理
(現代思想の冒険者たちSelect)
講談社, 2005.12
- タイトル別名
-
John Rawls
Rawls
- タイトル読み
-
ロールズ : セイギ ノ ゲンリ
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注記
『現代思想の冒険者たち』23巻『ロールズ』の新装版
ロールズ略年譜: p274-281
主要著作ダイジェスト: p282-286
読書案内: p296-299
索引: 巻末
内容説明・目次
内容説明
正義の原理—「公正としての正義」はどのようにして達成可能か。「最大幸福原理」のみを追求する功利主義の克服をめざしたロールズは、社会契約説を現代の視点から再構成した「正義の二原理」を提唱する。—選挙権・被選挙権を保障する政治的自由、言論・集会の自由、思想および良心の自由等の「基本的自由の権利」は平等に分配されること(第一原理)。(1)公正な機会均等を確保したうえで、(2)最も不遇な人びとの暮らし向きの改善を図り、社会的・経済的な不平等を調整する(第二原理)。この画期的な分配原理こそ、“自由で平等な人びとが友愛の絆で結ばれた社会”を実現する出発点になるだろう。
目次
- プロローグ “ジャックの世界”へ—架空インタビュー
- 第1章 生い立ちから学位論文まで—一九二一〜一九五〇年
- 第2章 公正としての正義へ—一九五〇年代
- 第3章 時代への応答—一九六〇年代
- 第4章 『正義論』の宇宙
- 第5章 毀誉褒貶の嵐の中で—一九七〇年代
- 第6章 戦線の縮小?—一九八〇年代
- 第7章 『政治的リベラリズム』の地平—一九九〇年代
- エピローグ 抵抗・倫理・契約—新しいミレニアムに向けて
「BOOKデータベース」 より