三鷹事件 : 1949年夏に何が起きたのか
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書誌事項
三鷹事件 : 1949年夏に何が起きたのか
(新風舎文庫)
新風舎, 2005.3
- タイトル読み
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ミタカ ジケン : 1949ネン ナツ ニ ナニ ガ オキタノカ
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注記
原著 (日本放送出版協会, 1999年刊) の文庫版
竹内景助年譜: p968-978
参考文献: p979-990
内容説明・目次
内容説明
一九四九(昭和二四)年七月一五日夜九時二〇分頃、国鉄中央線三鷹駅構内に滞留していた無人電車が突然動き出した。ホームに突っ込み車止めを突破、駅舎横手の交番を破砕し、さらに道路を横切り駅前運送店に飛び込みようやく停止した。この事故でホームの乗客ら六名が即死、二〇名が重軽傷を負った。この年は全国で怪奇な鉄道事故が勃発し、とくに、七月から八月にかけては、「下山事件」「松川事件」と凄惨な事件が相次いでいた。本書は、いまだ謎に包まれた「三鷹事件」の全貌を、関係者インタビューと膨大な公判資料、新発見のGHQ資料などを駆使して解明。解説は森達也。
目次
- 1949年の夏それぞれ
- 1949年・真夏の夜の出来事
- 事故発生は予告されていた
- 「逆コース」のなかでの攻防
- 狙い撃ちされた国鉄労組
- 運命の時—竹内景助の7月15日
- フレームアップの始まり
- 犯行シナリオはこうしてつくられた
- 検事による「自白」強要
- 変転した竹内景助の「自白」
- 第一審はいかに進行したか
- ついに第一審判決下る
- GHQによる裁判への介入
- 物証なき自白裁判の怖さ
- 無期懲役から死刑判決へ
- 再審への闘いはつづく
- 「執行命令なき死刑」で無念の獄死
- 三鷹事件・50年目の検証
「BOOKデータベース」 より