スウェーデン絶対王政研究 : 財政・軍事・バルト海帝国
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書誌事項
スウェーデン絶対王政研究 : 財政・軍事・バルト海帝国
知泉書館, 2005.12
- タイトル別名
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スウェーデン絶対王政研究 : 財政軍事バルト海帝国
- タイトル読み
-
スウェーデン ゼッタイ オウセイ ケンキュウ : ザイセイ グンジ バルトカイ テイコク
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注記
博士論文 「一七世紀後半スウェーデンの財政・軍事問題と絶対主義の成立」(関西大学 2002年提出) に加筆・訂正をしたもの
参考文献: 巻末p15-30
内容説明・目次
内容説明
本書はスウェーデンが軍事国家として強大化していくプロセスを財政と軍事の両面から考察し、その背景にある貴族、聖職者、市民、農民など諸身分間の複雑な利害関係を通して、絶対王政がそれら諸勢力のバランスの上に成り立っていたことを明らかにする。従来のスウェーデン史研究はバイキング時代と現代に関するものが圧倒的に多い。高度な福祉国家として知られるスウェーデンが近代の初期に軍事国家としての経験をもち、農民をふくむ多くの社会階層の政治参加を早くから実現させていたことを明らかにした本書は、他のヨーロッパ諸国との比較研究の素材を提供するとともに、北欧をはじめとする新たなヨーロッパ理解のための貴重な一書となろう。
目次
- 第1章 大国時代の諸相
- 第2章 一七世紀中葉の財政問題
- 第3章 スコーネ戦争と戦時財政
- 第4章 財政・軍事の再編と絶対王政
- 第5章 絶対王政の王権理念
- 第6章 絶対王政の王権儀礼
- 第7章 エストランドと王領地回収政策
- 補章 近世農民をめぐる研究
「BOOKデータベース」 より