攻防900日 : 包囲されたレニングラード
著者
書誌事項
攻防900日 : 包囲されたレニングラード
(Hayakawa nonfiction masterpieces)
早川書房, 2005.12
- 上
- 下
- タイトル別名
-
The 900 days
- タイトル読み
-
コウボウ 900ニチ : ホウイ サレタ レニングラード
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注記
1980年3月にハヤカワ文庫NFより刊行された作品を修整・再編集したもの
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784152086921
内容説明
1941年6月22日、レニングラードの悲劇は始まった。この日、独ソ不可侵条約を一方的に破棄したドイツ軍はソ連に侵攻、300万を超えるナチ精鋭がレニングラードに押し寄せた。怒涛の勢いで迫る大軍に防衛線は次々と突破され、ついに8月30日、市は完全に包囲され、史上最長の900日に及ぶ戦いの幕が切って落とされた。市内に残された数百万の人々を襲う、連日の砲爆撃と零下30度の厳寒、飢餓、死の恐怖、絶望。死の街と化したレニングラードで、地獄の日々を生き抜いた人々が語った第二次世界大戦最大の惨事の真実。
目次
- 第1部 終りなき夜(白夜;目覚めていた人びと;運命の土曜日 ほか)
- 第2部 夏期戦(暗い日々;活躍するジダーノフ;白鳥 ほか)
- 第3部 封鎖されたレニングラード(包囲は狭まる;血のように赤い雲)
- 巻冊次
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下 ISBN 9784152086938
内容説明
なぜ、レニングラードはなすすべなく包囲されてしまったのか?予兆はあった。侵攻の半年以上前からドイツによるソ連領空侵犯、国境付近への戦車部隊集結などが報告されていた。諸外国からは、切迫した独ソ情勢について警告が寄せられた。にもかかわらず、ソ連政府は不可侵条約が破られることはないと確信し、対策を怠った。その結果、領土はナチスに蹂躙され、150万ものレニングラード市民の命が失われたのだ。戦後、スターリンの独裁下、当時を知る関係者は粛清の名のもとに処刑され、この失策も闇に葬り去られようとしていた…。解放直後から市内に潜入した著者の丹念かつ慎重な取材により、凄惨なレニングラード包囲戦の全貌が明かされた第二次世界大戦戦記の金字塔。
目次
- 第3部 封鎖されたレニングラード(承前)(勇者のみに非ず;砕けぬ堅いくるみ;指揮をとるジダーノフ ほか)
- 第4部 いちばん長い冬(包囲をいつ解くのか?;命の綱;死の街 ほか)
- 第5部 鉄の環を破る(ふたたび、春;イスクラ作戦;九〇〇日は続く)
- エピローグ(レニングラード事件)
「BOOKデータベース」 より