古代ローマの女たち : ある種の行動の祭祀的にして神話的な起源

書誌事項

古代ローマの女たち : ある種の行動の祭祀的にして神話的な起源

ピエール・クロソフスキー著 ; 千葉文夫訳

(平凡社ライブラリー, 568)

平凡社, 2006.2

タイトル別名

ローマの貴婦人

Origines cultuelles et mythiques d'un certain comportement des dames romaines

タイトル読み

コダイ ローマ ノ オンナ タチ : アル シュ ノ コウドウ ノ サイシテキ ニシテ シンワテキナ キゲン

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注記

「ローマの貴婦人」(哲学書房 1989年刊)の改題

内容説明・目次

内容説明

学識と遊戯性に満ちた特異なエロティスム論。バハオーフェンの母権論の紹介を導入に、スエトニウスの『ローマ皇帝伝』やアウグスティヌスの『神の国』に見られる異教的祭礼に関する記述に拠りながら、古代ローマの頽廃ぶりを、神話的世界が見世物的世界に転じてゆく過程として素描する。作者の想像的世界の自註とも読める奇書。「フレデリック・トネールのユディット像」を併録。

目次

  • 古代ローマの女たち(バハオーフェンによる「母権論」の概略;タナクゥイル像のアフロディテ的象徴と標章;セルウィウス神話における女神フォルトゥナのアフロディテ的役割;アッカ・ラレンティア崇拝とその神話;フローラ祭と見世物;偶像および男女神の見世物的性質;祭祀からの神々の解放としての神話;見世物とローマ的エロティスムの悪意)
  • 付録 フレデリック・トネールのユディット像

「BOOKデータベース」 より

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