花と龍
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花と龍
(岩波現代文庫, 文芸 ; 100-101)
岩波書店, 2006
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ハナ ト リュウ
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注記
底本として「火野葦平選集5」(東京創元社 1958年刊)を使用
新潮社 1953年刊行
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784006021009
内容説明
明治の終り、故郷を追われ北九州若松港に流れてきた男と女。二人は最下層の荷役労働者となり、度胸と義侠心で荒くれ男を束ね、波止場の暴力と闘う。男は玉井金五郎、女はマン。男の胸の彫青は昇り龍に菊の花。港湾労働の近代化を背景に展開する波乱万丈の物語。著者は本名玉井勝則、金五郎・マンの長男、実名で登場する。
- 巻冊次
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下 ISBN 9784006021016
内容説明
時代は昭和へと移る。金五郎は若松市会議員となり、すでに押しも押されもしない貫禄の親分である。しかし波止場の近代化の陰に、吉田親分との因縁の対立は徐々に深まる。マンと彫青師お京、金五郎をめぐる女たちもしのぎを削る。明治から昭和戦前に至る北九州若松を舞台に展開するロマンティシズム溢れる波乱万丈の物語。完結。
「BOOKデータベース」 より