レクイエム・太平洋戦争 : 愛しき命のかたみに
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レクイエム・太平洋戦争 : 愛しき命のかたみに
(PHP文庫)
PHP研究所, 1997.8
- タイトル読み
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レクイエム タイヘイヨウ センソウ : イトシキ イノチ ノ カタミ ニ
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注記
1994.10刊に加筆・訂正
内容説明・目次
内容説明
「お母さん、その着物で僕の座布団を作ってくれませんか」最後の帰省の日に着ていた着物の片袖で、母親は座布団をこしらえた。その座布団を胸に抱き、若者は人間魚雷の搭乗席に乗りこんでいった。再び祖国を見る日のないことを知りながら—。征かねばならなかった人の心の叫び。そして、遺された人の終わりなき鎮魂の旅。戦後50年を経てなお消えぬ想いを辿る、感涙のノンフィクション10話。
目次
- 第1話 わけ亡くも、母よ微笑め—人間魚雷「回天」で特攻死した塚本太郎の遺したもの
- 第2話 軍袖の柿—真珠湾で散華した後藤元が想いつづけた故郷の山河
- 第3話 遅れてきた遺書—梅雨空の雲の切れ間に和田照次は知覧を発った
- 第4話 恋文—南洋群島から大陸の妻へ・北原百次郎の想い
- 第5話 軍夫の弔い—植民地下の台湾で生まれ徴用先で客死した客家の遺恨
- 第6話 シベリアの菊—厳寒の地に十年間収容された赤羽文子の運命
- 第7話 歳月—シベリア抑留の夫を待ちつづけた山本モジミの生涯
- 第8話 終わりなき旅—ニューギニアの山中で戦病死した宮川文二郎の娘たち
- 第9話 大和の墓標—最愛の妻に生還を誓った小笠原嘉明は艦を離れず
- 第10話 約束—親友に妹を託し戦艦「大和」と共に散った臼淵磐
「BOOKデータベース」 より