問い直す「部落」観 : 日本賤民の歴史と世界
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問い直す「部落」観 : 日本賤民の歴史と世界
(プロブレムQ&A)
緑風出版, 2006.2
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問い直す部落観 : 日本賤民の歴史と世界
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トイナオス ブラクカン : ニホン センミン ノ レキシ ト セカイ
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Description and Table of Contents
Description
これまで教育現場・啓発書などで通説となっていた、「武士が農民の不平・不満をそらすためにえた、ひにん身分をつくった」という近世政治起源説は、なぜ否定されなければならないのか。本書は日本の賎民(被差別民)の形成・成立・確立・解体を日本の歴史の展開のなかに問い直している。そして、「近代日本社会でどのようにして、社会問題としての部落問題が成立したのか」を考察し、「日本の近代化のどこに問題があったのか」を論じている。さらに今日の部落差別の現実を再度検証している。
Table of Contents
- 日本の近代化と現在の差別とは、どのようにつながっているのですか?
- 部落問題はどのような特質をもつ、どのような差別問題ですか?
- 被差別部落は全国でどのくらいあるのですか?
- 東日本での被差別部落には、どのような特色があるのですか?
- 関東・東北・北陸の部落は、どうなっているのですか?
- 被差別部落はもともとどのようにして形成されてきたのですか?
- 日本列島で支配する者・される者は、どのようにして成立したのですか?
- 大和政権が成立すると、どんな身分制になったのですか?
- 古代賎民と中世賎民とは直接的な系譜関係はないのですか?
- 中世社会で差別されたのは、どんな人々だったのですか?〔ほか〕
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