美の死 : ぼくの感傷的読書
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美の死 : ぼくの感傷的読書
(ちくま文庫)
筑摩書房, 2006.3
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ビ ノ シ : ボク ノ カンショウテキ ドクショ
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Note
2001年9月、筑摩書房刊の文庫化
Description and Table of Contents
Description
「一冊の本を読むことは、一人の女と寝ることに似ている—外見だの評判だのは、むろん当てにならない。女は寝てみなければわからない」とは、著者久世光彦の言葉だが、言いえて妙である。稀代の本読みが心を震わせる本と、三島由紀夫、江藤淳、吉行淳之介、保田與重郎、太宰治など思いを寄せる作家に熱く迫る。
Table of Contents
- 女の“片腕”との対話—川端康成「片腕」
- いつもの時刻—内田百〓(けん)「サラサーテの盤」
- 桜色の恋物語—川上弘美「春立つ」
- キイ・ワードは“小”—川口松太郎「櫓太鼓」
- 葉子—大岡昇平「花影」
- 死への眼差し—清岡卓行「海の瞳」
- 蛍は三度現れる—織田作之助「蛍」
- 老いてなお—岡本かの子「老妓抄」
- “感傷”の大旗—福永武彦「草の花」
- 空の花篭—渡辺温「温哀相な姉」〔ほか〕
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