美の死 : ぼくの感傷的読書

Bibliographic Information

美の死 : ぼくの感傷的読書

久世光彦著

(ちくま文庫)

筑摩書房, 2006.3

Title Transcription

ビ ノ シ : ボク ノ カンショウテキ ドクショ

Available at  / 23 libraries

Note

2001年9月、筑摩書房刊の文庫化

Description and Table of Contents

Description

「一冊の本を読むことは、一人の女と寝ることに似ている—外見だの評判だのは、むろん当てにならない。女は寝てみなければわからない」とは、著者久世光彦の言葉だが、言いえて妙である。稀代の本読みが心を震わせる本と、三島由紀夫、江藤淳、吉行淳之介、保田與重郎、太宰治など思いを寄せる作家に熱く迫る。

Table of Contents

  • 女の“片腕”との対話—川端康成「片腕」
  • いつもの時刻—内田百〓(けん)「サラサーテの盤」
  • 桜色の恋物語—川上弘美「春立つ」
  • キイ・ワードは“小”—川口松太郎「櫓太鼓」
  • 葉子—大岡昇平「花影」
  • 死への眼差し—清岡卓行「海の瞳」
  • 蛍は三度現れる—織田作之助「蛍」
  • 老いてなお—岡本かの子「老妓抄」
  • “感傷”の大旗—福永武彦「草の花」
  • 空の花篭—渡辺温「温哀相な姉」〔ほか〕

by "BOOK database"

Related Books: 1-1 of 1

Details

  • NCID
    BA7612813X
  • ISBN
    • 4480421874
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    334p
  • Size
    15cm
  • Classification
  • Subject Headings
  • Parent Bibliography ID
Page Top