『変身』ホロコースト予見小説
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書誌事項
『変身』ホロコースト予見小説
河出書房新社, 2006.2
- タイトル別名
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変身ホロコースト予見小説
- タイトル読み
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ヘンシン ホロコースト ヨケン ショウセツ
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注記
引用書目: p292-294
前著『世界戦争の予告小説家カフカ』の続編
内容説明・目次
内容説明
「ヨーロッパ1848年」の革命派にして19世紀後半の大芸術家ヴァーグナー、フォンターネ、ドストエフスキーは反ユダヤ主義者になった。カフカはとりわけヴァーグナーによって「ユダヤ人抹殺」を予見する。では、かの偉大なるゲーテは防波堤になってはくれないのか。カフカは「ゲーテのぞっとする本性」を知っておののく。ドストエフスキーは『分身』でゲーテに挑んでいた。カフカはゴリャートキンの身元である作家ヤーコプ・レンツを読んで分別を取り付けようとする。カフカ読解のさらなる展開。
目次
- 第1章 『変身』の中のフォンターネ、ドストエフスキー
- 第2章 『変身』の中のリヒァルト・ヴァーグナー
- 第3章 『変身』と『分身』—ゲーテVSレンツ、ドストエフスキー(「招かれざる客」ラスコーリニコフとゴリャートキン;ペトラシェフスキー会のドストエフスキーを予告するゴリャートキン;『分身』の中のゲーテとレンツ;夜会への闖入;グレーゴル=ラスコーリニコフ=ファウスト)
- 第4章 小説『変身』は作文「ゲーテのぞっとする本性」である
- 第5章 『変身』の中の法王グレゴリウス七世とゲーテ=ナポレオン連合
「BOOKデータベース」 より