運命の十年
著者
書誌事項
運命の十年
(扶桑社文庫, 0452)
産経新聞出版社 , 扶桑社 (発売), 2005.9
- タイトル別名
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運命の十年 : 柳条湖から真珠湾へ
- タイトル読み
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ウンメイ ノ ジュウネン
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注記
産経新聞の連載 (平成13年9月18日-12月8日) をまとめたもの
運命の十年の主なできごと: p[176]-177
カバーのシリーズ巻数: お5-3
内容説明・目次
内容説明
日本にとって太平洋戦争は非常に大きな出来事だった。価値観や運命を変え、その後の政治経済の進路に深い影響を与えたのである。この戦争への岐路は、昭和6(1931)年9月19日の満州事変の勃発だった。それから約10年後の昭和16(1941)年12月8日、真珠湾攻撃を敢行し、米英に宣戦布告する。日本はどのようにして太平洋戦争へ向かっていったのか。太平洋戦争以外の選択肢はなかったのか。歴史的事実の解説や注訳とともに、13人の論客が太平洋戦争前史ともいえる激動の10年間を検証する。
目次
- 昭和前期史—局限されていた日本の選択肢/遅すぎた「悪夢」の目覚め(岡崎久彦)
- 満州事変—軍事的天才による謀略/東洋代表で世界最終戦へ(松本健一)
- 満州国と国際化—日本文明圏が広がる気分/「他者」への認識深まりも(坂本多加雄)
- 二つのテロ事件—暴力に命を奪はれた社会/欠けてゐた「弓道の道」(小堀桂一郎)
- 盧溝橋事件—「日中」を象徴する盧溝橋記念館/決着した「第一発」論争(秦郁彦)
- 満州事変と日中戦争—まるで異なる二つの事件/泥沼化招いた統帥権独立(入江隆則)
- 蒋介石と日本—見事だった日本牽制戦略/彼を知らず己を知らず(伊原吉之助)
- 汪兆銘の悲劇—和平求めもう一つの政府/日本の敗北で「漢奸」に(上坂冬子)
- 二つの日記から—追いつめられていく国民/現実から遠ざかる政治家(御厨貴)
- ノモンハンと南進—不問にされた無謀な「戦争」/外圧でなされた軌道修正(半藤一利)
- 三国同盟(櫻田淳)
- 国際情勢と日本(中西輝政)
- 私の「運命の十月」(三浦朱門)
「BOOKデータベース」 より