青の奇蹟
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青の奇蹟
みすず書房, 2006.4
- タイトル読み
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アオ ノ キセキ
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内容説明・目次
内容説明
文学研究、詩作、映画批評、表象文化論、そして小説へ—。この20年におよぶ著者の多彩なエクリチュールの営みのさなかに紡がれたエッセイを、ここに集成する。宮沢賢治の青に酔い、ボードレールの苦悩に癒やされ、『ほのぼの』の口唇的ナルシズムを看破し、チェスのポジションに近代の憂鬱を読み、テレビの三人横並び画面に「候補者の構図」を見出し、デ・パルマを斬り捨て、三島由紀夫を憐れむ。読むこと=書くことの悦楽を、知性と官能のはざまで誰よりも旺盛に生きること。その萌芽状態にある思考のなまなましい息づかいを伝える、批評的エッセイ63編。
目次
- 1 詩人の魂(青の奇蹟—宮沢賢治;「知」と「エロス」の葛藤—ヴァレリー ほか)
- 2 芸術空間へ(グールドの身体;群居と共棲—いがらしみきお『ぼのぼの』 ほか)
- 3 メディアと制度(もう一つのスローモーション;『平面論—一八八〇年代西欧』について ほか)
- 4 「文」の領域(中上健次追悼;中井久夫—その人、その文 ほか)
「BOOKデータベース」 より