国家とマルチチュード
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国家とマルチチュード
(廣松哲学と主権の現象学, [1])
社会評論社, 2006.4
- タイトル読み
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コッカ ト マルチチュード
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内容説明・目次
内容説明
「前衛—大衆」図式を超えようとする廣松渉の問題意識と、ネグリの「マルチチュード」(多数多様性)概念とは親和性を持っている。戦争国家へと結果した社会契約国家における「国家=運命共同体イデオロギー」の機制を解明し、それを超えていくための論考。
目次
- 民衆的マルチカルチャリズムへ
- 第1部 廣松哲学と近代国家論(近代国家と主権形態—コナトスと社会契約の物語;廣松渉の国家論と多元主義—社会的価値体系としての国家;アトミズムと市民社会—競争・差別・搾取の共同連関)
- 第2部 日本ナショナリズムと共同体(国家共同体の「物語」—天皇制ナショナリズムと全体主義;京都学派の資本主義批判—「日本の帝国主義はそのままに(批判せず)」帝国主義を欧米独自のシステムとして実体化;「日中を軸とした東亜の新体制を」論—廣松渉の「東北アジアが歴史の主役に」のエッセイをめぐって;日本の朝鮮侵略と排外主義)
- 第3部 人間的自由の共同性に向けて(グローバリゼーションと軍事同盟—経済的利害対立の軍事力によるコントロール;「環境的主権」の確立を—エコロジカル・ソシアリズムの論理)
「BOOKデータベース」 より