戦艦大和の遺産
著者
書誌事項
戦艦大和の遺産
(講談社+α文庫)
講談社, 2005.11
- 上
- 下
- タイトル別名
-
戦艦大和の技術遺産
巨大タンカーを創った男
- タイトル読み
-
センカン ヤマト ノ イサン
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注記
上: 「世界制覇上, 戦艦大和の技術遺産」(講談社、2000年4月刊)を文庫化にあたり改題、再編集したもの
下: 「世界制覇下, 巨大タンカーを創った男」(講談社、2000年4月刊)を文庫化にあたり改題、再編集したもの
主要参考文献一覧(上下巻共通): 下巻p496-514
内容説明・目次
- 巻冊次
-
上 ISBN 9784062569811
内容説明
敗戦による混乱と貧困から抜け出せないでいた昭和20年代前半、GHQに占領された呉海軍工廠は荒廃し、技師たちは無気力な日々を送っていた。そんな中、造船界の異端児・真藤恒は、「海運王」ラドウィックと手を組み、当時としては画期的な手法で数々の船舶を建造し、戦後復興の先駆けとなった。船体は海底に沈もうとも、失われなかった「大和」の技術遺産。戦後、日本の造船業は、いかにその荒廃を生き抜き、のし上がっていったのか。その軌跡のすべてを追う。
目次
- 序章 「ドクター合理化」の型破り
- 第1章 呉海軍工廠の敗戦
- 第2章 現場重視、即断即決
- 第3章 日本海軍の葬式
- 第4章 「戦犯工場」の命運
- 第5章 海運王ラドウィックの呉進出
- 第6章 革新的建造法への挑戦
- 巻冊次
-
下 ISBN 9784062569828
内容説明
「大和」を建造した元戦犯工場NBC呉から石川島播磨重工に身を移した造船界の異端児・真藤恒。当時、造船では二流企業でしかなかった石川島播磨重工を業界トップに押し上げ、「ドクター合理化」の異名をとった型破りな経営手法とは、どのようなものだったのか。他産業を尻目に、突出する形で復興を遂げ、高度経済成長を牽引した石川島播磨重工の成長から凋落に至るまでのすべてを明らかにする。
目次
- 第7章 巨大タンカーに挑む男たち
- 第8章 「シントー船型」誕生
- 第9章 世界一の造船国、日本
- 第10章 戦後最大の企業合併
- 第11章 世界的「造船戦国時代」
- 第12章 百万トン・ドック体制の確立
- 第13章 真藤体制の終焉
「BOOKデータベース」 より