境界の現場 : フォークロアの歴史学

書誌事項

境界の現場 : フォークロアの歴史学

鯨井千佐登著

辺境社 , 勁草書房 (発売), 2006.5

タイトル読み

キョウカイ ノ ゲンバ : フォークロア ノ レキシガク

注記

引用・参考文献: p238-253

内容説明・目次

内容説明

秋田藩城下町のサイノカミ祭りでは、町方の子どもたちが城を訪れ、陽物形の棒で床をついた。いったい、それは何を意味していたのか。本書はこの小正月行事を手がかりにして、民衆運動と制裁の儀礼、民衆的語り物や伝説、宗教的療養施設としての「癩人小屋」、牛馬の皮はぎなどを系統的に論じ、それらと境界の神との意外な関係を探る。

目次

  • 第1章 境界の現場
  • 第2章 境界の神と制裁の儀礼
  • 第3章 境界の神と民衆的語り物
  • 第4章 境界の神と「癩人小屋」
  • 第5章 境界の神と皮=衣裳
  • 補論1 百姓一揆と象徴的な社会的制裁
  • 補論2 伝統的社会規範と現代的人権
  • 付論 一揆伝承と民衆意識の展開—中山道明和伝馬騒動を対象にして

「BOOKデータベース」 より

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